説明会の最中に

てんちょです。もうすっかり冬の空気になってきました。山の紅葉もきれいですね。

来週、危機対策課と渡島総合振興局を中心に計画を進めている、災害対策本部の訓練が予定されています。今回は災害対策本部の各部長を中心に実施するとのことですが、情報政策も密接に関係するため、先日行われた事前説明会に参加してきました。災害が発生した際には、被害状況や避難所の情報など、さまざまな情報が集まってきます。それらを整理して対策本部で共有することも重要な仕事になるわけですが、普段はあまり関わることのない業務なので、興味深く説明を聞いていました。

そんな中、研修資料の中に「紙の地図に透明なフィルムを貼り、その上に通報のあった場所や被害状況を手書きで記録していく」という話が出てきました。確かに地図に書き込めば被害の発生場所が一目で分かりますし、通信障害などを考えれば紙にも利点があります。ただ、情報が増えてくると書き直しも大変そうですし、現場の写真なども一緒に確認できれば便利そう。そんなことを考えているうちに「これ、アプリにできるんじゃない?」と思いついてしまいました。ということで、説明会に参加しながら生成AIに相談。説明を聞いている間に、地図上へ写真を表示するアプリの作成を始めてしまいました。

仕組みは比較的単純です。職員には公用スマホが配付されており、Boxも普段から利用しています。そこでBoxに「火災」「道路」「家屋倒壊」「避難所」のフォルダを用意し、現場の職員は撮影した写真を該当するフォルダにアップロードするだけ。新しい操作を覚える必要もなく、これなら手軽に情報を集められそうです。対策本部側ではBox Driveを通じて写真を取得し、位置情報をもとに地図上へ自動表示。地図はあらかじめ保存しておくので、通信できない環境でも保存済みの写真を確認できる構成です。フォルダは任意の場所を指定できるので、通信できない環境でも写真データだけ取り込めればマッピング可能。早速試してみたところ、写真の取り込みと位置情報の表示など問題なく動作。思いつきで始めた割には、なかなか使えそうなものになりました。

もっとも、写真を地図に並べるだけでは、災害対策本部で使うには不十分です。現場の状況や対応内容をメモとして残す方法も必要ですし、写真を大きく表示する機能など、まだ改善したいところもあります。もちろん紙の地図にも利点があるので、すべてを置き換えるつもりはありません。まずは情報整理を補助する道具として、実際の訓練でも使えるように調整していきたいと思います。それにしても、説明会に参加しただけのはずが、また新しいアプリを作り始めてしまいました。気軽に便利なものが作れてしまうおかげで、余計な仕事を増やしている気がしなくも…。


対策本部訓練の時までに作りこんでおきます。

(投稿者:てんちょ)

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超多忙なJ-LISフェア

ども。
月曜から木曜まで、ずっと千葉。久しぶりに職場に戻った担当ちゅんです。

自治体の情シス担当としては一年で最も大きなイベントともいえる「地方自治情報化推進フェア(通称:J-LISフェア)」に今年も参加しました。1日目の午後にフォーティネット社主催のプライベートセミナーである「第7回自治体課題ブレークスルーセミナー」が開催され、そちらへの登壇をご依頼いただいておりました。また、2日目にはベンダプレゼンテーションとして株式会社HARPのログ点検、フォーティネット社のAIデザインプロンプト活用、さらにはBox社のブース前セッションでの公用スマホ事例発表と、どういうわけか超過密な日程となってしまい、ブースをゆっくり見て回る時間がないほど多忙なフェアになりました。とはいえ、私のような者をブッキングいただいた各企業様には感謝しかありません。いつも大変貴重な経験をさせてもらっています。

それぞれの場面で色々な学びや気づきはありましたが、その中でもやはりブレークスルーセミナーでのパネルディスカッションが印象的でした。チャタムハウスルールが適用されているので詳細は書けませんが、自分としては「現在の状況に対する無力感」を壇上から率直に明かすというチャレンジをしました。
昨今の情報流出が相次ぐ状況や、おそらくAIが利用されたと思われるPHPの脆弱性問題など、自治体の情シス担当として「一体どこまで対策していれば正解だったのか」という疑問や、「いくら対策を重ねても狙われたら終わりではないか」という不安。そういうものを率直にさらけ出すことで、他の登壇者(有識者)の皆様に見解を伺おうと考えたのです。

そこで導き出された一定の結論は、「大丈夫。今までどおりに、やれることをきっちりやっていこう」という心強い言葉。得も言われぬ不透明な不安感は、やはり人と対話することで解消していけるのかもしれない、と。そんな学びと気づきを得て、登壇者である私自身がとても勇気づけられました。願わくば、その勇気を会場にお越しいただいていた方々とも共有できていれば、今回のセミナーも大成功だったと思っています。

さて、そんな実り多い出張ではあったのですが、一つだけ残念なことも。前泊していた1日目の夜に私物のiPhoneを地面に落としてしまい、画面が割れてしまうというトラブルに見舞われました。購入してまだ1ヶ月しか経っていないスマホで、しかもケースで保護していたのにもかかわらずです。画面保護フィルムを貼っていれば防げたかもしれないと思うと、悔やんでも悔やみきれません。
ですがこれも、「万全に防御しているつもりでも、わずかな隙(脆弱性)があればそこが破られる」という、なんだか何かに似ているような・・・。こういう話も、行く先々で「ネタ」にして、修理費の元は十分取れたかなと無理やり自分を納得させているところです。

京葉線スマホが壊れたショックで撮影したのはこの写真のみ・・・トホホ

(投稿者:ちゅん)

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制御盤の中から

てんちょです。サイトにアクセスできない、インターネットにつながらない、そんないつもの問い合わせでも毎回ドキドキします。怖い世の中になりました。

ちゅん氏が出張で不在のため外勤は避けたいところでしたが、昨日ちょっと熊石まで行ってきました。アナログ専用線のサービス終了に伴い、町内の施設間などで利用している専用線を光回線などに置き換える必要があり、熊石側のある施設から相談を受けていた案件です。その施設では機械室にあるテレメータ間でデータ通信を行っているようですが、設計業者さんが廃業しており、保守体制も曖昧な状態。どう対処すればよいのか分からず、ちゅん氏に相談が来ていました。

幸い、同じような対応を進めている施設があり、その業者さんを紹介してもらえることに。事前に預かっていた図面などを送付して相談したところ、現地調査に来ていただけることになりました。ところが、その図面がこちらの手元に置いたまま。調査の際にあったほうが間違いないだろうということで、午後から資料を持って現地へ向かいました。そもそも「テレメータって何?」というレベルなので、調査は業者さんにお任せ。図面を見ながら制御盤の中を確認し、1時間ほどで1か所目の調査が終了。続いて子局側の施設へ向かい、同じように設備を確認すると、制御盤の中から図面が…。もしかして持ってこなくてもよかったのでは?

さて、業者さんの説明を聞きながら設備を見ていたところ、ようやくテレメータの仕組みが少し分かってきました。センサーなどからの信号を取り込み、通信に適した形式にして、モデムと専用線を通じて離れた施設と情報をやり取りする設備のようです。単に計測値を送るだけでなく、設備の状態を監視したり、機械の運転を制御したりする役割もあるんですね。そこで思ったのが「シリアルでモデムにつながっているなら、そこをIPに変換すればいいのでは?」という素人考え。しかし、通信方式や制御の仕組みなどの問題もあるらしく、そんな単純な話ではないとのこと。結局、IP対応のテレメータへの更新が必要になるようです。

普段なかなか見る機会のない施設なので、制御盤の中を見たり、業者さんの説明を聞いたりと、なかなか勉強になりました。同じ通信でも、普段扱っているパソコンやネットワークとは随分勝手が違いますね。何十年も前から動いている設備が、今も現役で施設を支えているというのも面白いところ。今回は専門の業者さんがいてくれたので助かりましたが、こうした設備も通信回線の終了に合わせて更新が必要になるわけで、なかなか大変ですね。とりあえず、テレメータが何なのか少し理解できただけでも、熊石まで行った甲斐があったということで。一応図面も持っていきましたし…。


その他は何をしているのかさっぱりでした

(投稿者:てんちょ)

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いつも忘れる鍵

てんちょです。ちゅん氏が出張に出ているので連投。この不正アクセス多発の中で何も起きないことを祈るのみ…。

先週、2日間にわたり防災・降雪監視カメラの更新の立会いを行いました。朝9時から開始ということで、2人で1か所目の作業場所へ向かいました。

さて、このカメラの機器が納められた情報ボックス、南京錠で鍵がかかっているんです。この鍵の存在をいつも忘れます。毎年忘れているような気がしますが、いつもなら向かっている途中で思い出して戻っていました。しかし今回は「立会い」ということで完全に失念。現地到着後に「鍵をお願いします」と言われて初めて気が付きました。
慌てて取りに戻り、再度現地に到着したのは30分後。いきなり作業が30分押しです。申し訳ありません。

作業を開始しましたが、この日は例のPHP問題の真っただ中。ちゅん氏は対応に追われ、こちらも慌ただしい中での作業となりました。

今回はカメラ本体とボックス内の機器を交換。カメラの交換には高所作業車が使われていましたが、やっぱりあれは便利ですね。これまではカメラに近づけないので、単眼の望遠鏡で無線機のステータスランプを確認したりしていましたが、高所作業車なら直接確認が可能。役場にも1台あっていいんじゃないでしょうか?2日間で計6か所のカメラを更新し、残りは3か所となりました。

今回の更新で、毎年12月初めと4月上旬に行っていた降雪監視カメラの設置・撤去作業もなくなります。12月になると軽トラに梯子と機材を積み込んで現地へ向かい、4月には回収に行くという恒例行事。過去にも何度か記事にしていますが、寒い中で見えないネジを手探りで固定したり、通信できずに梯子を登り直したりと、なかなか苦労したものです。

機器の小型化などで年々作業は楽になりましたが、実はこの仕事、結構好きだったんですよね。普段のパソコンやサーバー相手の仕事とは違った達成感がありました。
新しい設備になって作業がなくなるのはありがたいことですが、毎年季節を感じていた仕事が一つなくなるのは、少し寂しいものです。

今後も機器にトラブルがあれば現地へ確認に行くことはあるでしょう。そして、あの情報ボックスには相変わらず南京錠が付いています。次こそ鍵を忘れないようにしなければ。年2回の恒例行事がなくなれば、ますます忘れそうな気もしますが…。


1台あれば便利に使えそう(高所苦手ですが)

(投稿者:てんちょ)

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緊急地震速報をきっかけに

てんちょです。昨日からのPHPの脆弱性に関する影響、まだまだ続きそうですね。対応されている皆様、お疲れ様です。

先週金曜日の緊急地震速報の騒ぎがあった日のこと。2人揃って外勤しており役場に不在。出先の駐車場に到着した直後、ラジオから緊急地震速報が鳴り響き慌てました。すぐに情報収集を始めましたが、M9.9の表示を見たときには「あぁこれは終わった…」と絶望しました。大きな揺れを覚悟しましたが一向に揺れが来ず、2人で「何かおかしいぞ」と話しているうちに取り消しの速報が流れて一安心。
実際にはカムチャツカ半島付近でM6.9の地震が発生しており、震源や規模を誤って推定したことによる誤報だったそうです。

このときスマホから情報収集に使っていたSNSや災害情報サイトの一部がアクセスできない状態になっていました。速報の範囲が広かったことでアクセスが集中したのでしょうか。実際の災害時に必要な情報が取得できないのは困ります。役場に戻ってから防災担当に確認してみたところ、同じように確認できないサイトがあるなど情報収集に苦労していたようでした。

もちろん役場にはJ-ALERTなどの設備がありますが、できれば一つの画面で状況を把握したいところ。そこで、地震や津波などの情報をまとめて表示する「八雲町防災ダッシュボード」を作ることにしました。今回も課金した生成AIに頼ってPythonで開発。
気象庁のXMLやP2P地震情報からデータを取得し、最新の地震情報や八雲町の震度、津波情報などを表示します。八雲町は太平洋側と日本海側にまたがるため、津波情報は八雲側と熊石側を分けて表示。天気予報も渡島地方と檜山地方を並べて確認できるようにしました。

さらに強震モニタや気象警報、通信状態も一画面にまとめ、情報が更新された際には通知音が鳴る仕組みも追加。受信したデータは保存し、あとから確認できるようにしています。
意外と難しかったのが動作確認。地震が起きなければ試験ができないので、架空の地震情報を時間差で受信させる試験機能まで作りました。もちろん試験モードで本物の情報とは区別しています。

現在は実際に画面を表示しながら調整を重ねているところです。災害時に使うものなので、情報の正確性や安定性については、まだまだ検証が必要。
既存の防災設備を置き換えるものではありませんが、危機対策課での初動の情報確認に役立つものにしたいと思っています。
それにしても、ちょっとした思いつきで始めたはずが、ずいぶん大掛かりになってしまいました。


埋め込みブラウザで強震モニタも追加予定です。

(投稿者:てんちょ)

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