いつも忘れる鍵

てんちょです。ちゅん氏が出張に出ているので連投。この不正アクセス多発の中で何も起きないことを祈るのみ…。

先週、2日間にわたり防災・降雪監視カメラの更新の立会いを行いました。朝9時から開始ということで、2人で1か所目の作業場所へ向かいました。

さて、このカメラの機器が納められた情報ボックス、南京錠で鍵がかかっているんです。この鍵の存在をいつも忘れます。毎年忘れているような気がしますが、いつもなら向かっている途中で思い出して戻っていました。しかし今回は「立会い」ということで完全に失念。現地到着後に「鍵をお願いします」と言われて初めて気が付きました。
慌てて取りに戻り、再度現地に到着したのは30分後。いきなり作業が30分押しです。申し訳ありません。

作業を開始しましたが、この日は例のPHP問題の真っただ中。ちゅん氏は対応に追われ、こちらも慌ただしい中での作業となりました。

今回はカメラ本体とボックス内の機器を交換。カメラの交換には高所作業車が使われていましたが、やっぱりあれは便利ですね。これまではカメラに近づけないので、単眼の望遠鏡で無線機のステータスランプを確認したりしていましたが、高所作業車なら直接確認が可能。役場にも1台あっていいんじゃないでしょうか?2日間で計6か所のカメラを更新し、残りは3か所となりました。

今回の更新で、毎年12月初めと4月上旬に行っていた降雪監視カメラの設置・撤去作業もなくなります。12月になると軽トラに梯子と機材を積み込んで現地へ向かい、4月には回収に行くという恒例行事。過去にも何度か記事にしていますが、寒い中で見えないネジを手探りで固定したり、通信できずに梯子を登り直したりと、なかなか苦労したものです。

機器の小型化などで年々作業は楽になりましたが、実はこの仕事、結構好きだったんですよね。普段のパソコンやサーバー相手の仕事とは違った達成感がありました。
新しい設備になって作業がなくなるのはありがたいことですが、毎年季節を感じていた仕事が一つなくなるのは、少し寂しいものです。

今後も機器にトラブルがあれば現地へ確認に行くことはあるでしょう。そして、あの情報ボックスには相変わらず南京錠が付いています。次こそ鍵を忘れないようにしなければ。年2回の恒例行事がなくなれば、ますます忘れそうな気もしますが…。


1台あれば便利に使えそう(高所苦手ですが)

(投稿者:てんちょ)

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緊急地震速報をきっかけに

てんちょです。昨日からのPHPの脆弱性に関する影響、まだまだ続きそうですね。対応されている皆様、お疲れ様です。

先週金曜日の緊急地震速報の騒ぎがあった日のこと。2人揃って外勤しており役場に不在。出先の駐車場に到着した直後、ラジオから緊急地震速報が鳴り響き慌てました。すぐに情報収集を始めましたが、M9.9の表示を見たときには「あぁこれは終わった…」と絶望しました。大きな揺れを覚悟しましたが一向に揺れが来ず、2人で「何かおかしいぞ」と話しているうちに取り消しの速報が流れて一安心。
実際にはカムチャツカ半島付近でM6.9の地震が発生しており、震源や規模を誤って推定したことによる誤報だったそうです。

このときスマホから情報収集に使っていたSNSや災害情報サイトの一部がアクセスできない状態になっていました。速報の範囲が広かったことでアクセスが集中したのでしょうか。実際の災害時に必要な情報が取得できないのは困ります。役場に戻ってから防災担当に確認してみたところ、同じように確認できないサイトがあるなど情報収集に苦労していたようでした。

もちろん役場にはJ-ALERTなどの設備がありますが、できれば一つの画面で状況を把握したいところ。そこで、地震や津波などの情報をまとめて表示する「八雲町防災ダッシュボード」を作ることにしました。今回も課金した生成AIに頼ってPythonで開発。
気象庁のXMLやP2P地震情報からデータを取得し、最新の地震情報や八雲町の震度、津波情報などを表示します。八雲町は太平洋側と日本海側にまたがるため、津波情報は八雲側と熊石側を分けて表示。天気予報も渡島地方と檜山地方を並べて確認できるようにしました。

さらに強震モニタや気象警報、通信状態も一画面にまとめ、情報が更新された際には通知音が鳴る仕組みも追加。受信したデータは保存し、あとから確認できるようにしています。
意外と難しかったのが動作確認。地震が起きなければ試験ができないので、架空の地震情報を時間差で受信させる試験機能まで作りました。もちろん試験モードで本物の情報とは区別しています。

現在は実際に画面を表示しながら調整を重ねているところです。災害時に使うものなので、情報の正確性や安定性については、まだまだ検証が必要。
既存の防災設備を置き換えるものではありませんが、危機対策課での初動の情報確認に役立つものにしたいと思っています。
それにしても、ちょっとした思いつきで始めたはずが、ずいぶん大掛かりになってしまいました。


埋め込みブラウザで強震モニタも追加予定です。

(投稿者:てんちょ)

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地域情報化推進会議

ども。
先週末は東京でハーフマラソンを走ってきた担当ちゅんです。

先週、今週と出張が続いています。実は今年度、北海道庁から「自治体DXアドバイザー」の委嘱を受けておりまして、秋に行われている各振興局での地域情報化推進会議に同席させてもらっています。
私は檜山・渡島・胆振と3地域の担当となり、各振興局庁舎にお邪魔しました。冒頭の自己紹介では、どの地域でも「私は別に専門家でもなければ、特別なスキルもありません。ただ経験年数が長い(17年)だけです。そんな自分がお役に立てそうな場面があれば、気兼ねなくご相談ください」とお話ししました。自分にできることといえば、一緒に考え、励ますくらいなものです。

そんな会議の中で、特に印象的だった出来事がありました。すごく険しい顔で「自治体DX推進と言うけれど、予算が全くない中でどうすればいいのか。推進しろと言われても無理なものは無理。具体的な支援策もなく、少し無責任に聞こえる」と指摘された方がいました。私からは八雲町で実施した「不要なテレビ引き取り事業」なども紹介しながら、「予算をかけずにできる取り組みもありますよ」とアドバイスしました。するとその方は「自分たちも不要なモニタをかき集めて自作サイネージを作ったり、不要になったサーバを再整備してイントラ内でアプリを動かすなど、工夫はしてきた」とおっしゃったのです。

これ、まごうことなき「自治体DX」そのものですよね!私からは「まさにそれこそがDXではないでしょうか。大規模自治体と小規模自治体では、人的なリソースも予算も違います。ですが、自分の自治体でできることを創意工夫して進めていらっしゃる姿勢に敬意を表しますし、それこそが自治体DXにつながります。ぜひ自信を持って進めてください」とお伝えしました。すると、ようやくその方に笑顔が見られた、そんなひとコマでした。

各市町村のDX担当者は、さまざまな悩みを抱えながら試行錯誤を続けています。そんな皆さんへ私が伝えたいのは、「自信を持って堂々とやっていこう」ということです。人がいない、予算がない、時間もない。確かにその通りかもしれませんが、そうした制約の中で「できることはないか」と考え抜いた“泥臭い”取り組みこそが、立派なDX推進なのです。こんな励まししかできませんが、自分だったら「そうか、これでよかったんだ」と少し自信がもてるかもしれない。そんなことを考えながら参加した、実りある会議となりました。

会議中多くの「同業者様」と知りえることこそが何よりの財産です。

(投稿者:ちゅん)

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アプリが完成

てんちょです。先日、生成AIに課金してアプリの開発を始めた話を書きましたが、その続き。

延々と3択の質問を浴びせられ、2時間経っても要件定義が終わらないという状況でしたが、その後も根気よく付き合い、ようやく要件定義が終わり開発に着手しました。
今回作成したのは、Microsoft 365の共有メールボックスのアクセス権を管理するアプリ。

これまではActive Directoryからセキュリティグループのメンバーを取得し、PowerShellで一括設定していました。これでも作業はできるのですが、設定結果の確認が面倒だったり、コマンド操作が直感的ではなかったりと、少々不便を感じていました。
かといって、Microsoft 365の管理センターは動作が遅く、人数が多いと結構な時間がかかります。そこで、Pythonを使ってGUIで操作できるアプリを作ってみようというわけです。

完成したアプリでは、裏でPowerShell7を起動させてExchangeOnlineとGraphに接続し、共有メールボックスやユーザーの一覧とセキュリティーグループを取得。そこからアクセス権の追加や削除ができるようになりました。もちろん、現在設定されている権限も画面上で確認できます。さらに、CSVファイルを使った一括設定にも対応。大量の権限設定もまとめて処理できるようになりました。
ここまでできれば十分と思っていたのですが、要件定義でやたらと気にしていたエラー処理やログの記録なども盛り込まれ、思っていた以上に本格的なアプリになってしまいました。

それにしても驚いたのは、こちらがPythonのコードを全く書かずに、ここまで完成させられたことです。やりたいことを日本語で伝え、提案された仕様を確認しながら進めるだけで、実際に動くアプリができてしまいました。

もちろん、生成AIが作ったものを無条件に信用するわけにはいきません。実際に動かしてみるとAutoMappingがデフォルトで有効になっておらず、権限は設定されてもOutlookに表示されないという問題が発生。自分のアカウントでテストしていたので、共有メールボックスが表示されなくなり少し焦りました。

こんなアプリがあったらいいなぁと探しても中々思っていたものが存在しないこともありましたが、これからは必要なものはAIに生み出してもらうということが可能な便利な世の中になりそうですね。


すでに課金した分の元は取れた気分。次は何を作ろう。

(投稿者:てんちょ)

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感無量のカメラ設置

ども。
10月に入ってからの時間の進み方が異常なほど早いと感じている担当ちゅんです。

このブログで過去2回にわたり、泥臭い現場の実情をお伝えしてきた「河川河口部への防災カメラ設置」。何もない場所に一からモノを造ることの大変さを身をもって体験し、少しずつ形になっていくことを喜ぶ、そんな現場のリアルをお届けしてまいりましたが、このたびついにカメラが設置され「完成」の日を迎えました。

現場にはすでに電柱を設置済みでしたので、当日はそれに対して機器を取り付けて動作テスト。現地からクラウド経由でカメラ画像を確認して画角の調整。ここまで来れば失敗する要素などどこにもなく、1年近く続いた業務がついに終わりを迎えました。

今回、なぜこんな苦労をしてまで河口にカメラを設置したのかには理由があって、それは実際に災害が発生した場面で職員がどのような動きをしているかを見てきたからこその理由があります。災害発生時には人手がいくらあっても足りないという状況になる中で「現地を確認する要員が確保できるのか」という課題、そして何より「職員が直接見に行くという行為自体が危険であり、避けなければならない」という課題がありました。

少子高齢化の時代を迎えていて、以前までは人海戦術でどうとでもなったような業務も、そのままの形では実施が困難になるという場面は今後ますます増えていきます。そういう時にこそ、デジタルの力(IoTやAI)が必要になるのだと実感しました。一見すると目新しくて派手な取り組みに見えるものも、結局は「現場の課題をどこまで解決できるか」という尺度で評価していくことが何より重要なのだと、あらためて学んだ業務となりました。

ちょっと堅い話になっちゃいましたが、カメラの現場はすっかり秋。夏はアブ、その後はトンボと、現れる虫に季節を感じていましたが、今はもう虫の気配もありません。目の前には冬の足音が聞こえてきています。ともあれ、熊や蛇に出くわすことなく無事に業務を終えられて、心底ホッとしています。

カメラ設置とはいえ、カメラ設置はあと8か所残っています・・・。

(投稿者:ちゅん)

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