昨日のブログの写真に、オオワシのおこぼれを狙うカラスやオオワシに追われるカラスが写っていますが、猛禽類のオオワシに挑むカラスの勇気は大変なものです。厳しい北海道の冬に餌を求める野生動物は皆必死です。 
上八雲地区は海岸から10km以上も離れていますが、餌を求めて飛んできたカモメの姿も見られます。 
このように遊楽部川を遡上し産卵を終えた鮭の死骸が貴重な食糧となり、多くの野生動物の命を支えていることがわかります。 
また、腐敗した死骸の養分が川水に混じることにより稚魚の餌となる水中生物を育て、更に、河畔林など森の栄養分にもなっています。 
海で育った鮭が川上で死ぬことにより、その栄養は森へと還されるという生命の循環がこの地域の森も豊かにしています。(o.k) 

産卵を終えた鮭の死骸(ホッチャレ) 

川辺で鮭を食べるオオワシ。 

オオワシの幼鳥の足元にも鮭。 

オオワシの残した鮭を奪い合う、カモメとカラスの壮絶なバトル。 
写真はいずれも遊楽部川上流の上八雲地区。 
				