今の世の中、捨てるにもお金

ども。
12月なのに全然雪が無くていいなと思っていたら、本日はうっすらと雪が積もりました。冬が嫌いな担当ちゅんです。

現在、当室が管理しているパソコンは総数で500台を超えます。町立の小・中学校が導入している教員用パソコン、パソコン教室などの保守にも関わっているからです。それらをのぞいて、職員が業務に使っているPCは300台強。これらPCは当町の場合、概ね6年~7年で計画的に廃棄処分されます。

今はPCも安くなりまして、探せば5万円を切るくらいの価格で新品が買えちゃったりします。そんな中、裏事情なのでユーザーさんはあまり意識をすることがないとは思いますが、廃棄に回ってきたPCをどうやって処分するのかというところは、「買う」の裏返しとしてどうしてもついてまわります。

事業所が廃棄するPCについては法律によりリサイクルすることとされていて、例えば産業廃棄物処理にまわすとすれば、費用は1台あたり数千円。それが複数台廃棄となれば、数万円から数十万円もの費用が必要となるのです。何も生み出すことのない極めて非生産的な「廃棄」という行為のために、多額の費用がかかるということで、行革の観点からも何とかならないものかと考えるわけです。

また、廃棄といっても用途によってはまだまだ使ってもらえるんじゃないかという気持ちもあります。例えば用途がインターネットとメールくらいであればOSさえ入っていれば問題ないわけですし。ですが、現実には「じゃあ誰が使ってくれるの?」となるわけで。なかなか都合よくもいきません。

そこで、現在当室ではインターネット公売を利用した「公有財産売却」という道を模索し始めました。調べてみると実際に不要端末をオークションにかけている自治体もあるようですし、手続き面は何とかクリアできそう?これなら、町としては廃棄処分する費用が発生せず、担当として悩んでいた再利用という面もカバーできます。まさに願ったりかなったりなのですが、これから調査を開始して何とかこれに漕ぎ着けたいと画策しています。

ということで、早ければ次年度、にわかSEから端末が出品されるかも!?です。こうご期待!

廃棄を待つPC
どんどん増え続ける廃棄予定端末。まだ使えそうに思えますが…。

(投稿者:ちゅん)

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くらしの豆知識

最近、皆さんのお手元に「くらしの豆知識」なる小冊子が届いたでしょうか。これは、独立行政法人の国民生活センターが編集・発行したもので、町では町内全家庭に配布しています。是非、ご家族皆様でご覧頂きたいと思います。

今回配布した「くらしの豆知識・2011年版」の特集は「子どもの安全」となっています。特徴的なものとして、ケータイ依存症から出会い系サイトや学校裏サイト、架空請求等々への対応などのITがらみの分野についても丁寧に説明されています。これらのことが、子どもの生活環境にも大きなウェイトを占めてきたことがうかがい知れます。

さて、全般的知識としても、いの一番に「ITトラブルに備える」というCONTENTSになっています。さらに次の11項目について詳しく説明されています。

  1. セキュリティの対策とは
  2. 多様化するウイルス感染
  3. 情報世界の表現行為と著作権
  4. ワンクリック詐欺
  5. オンラインゲームの落とし穴
  6. 迷惑メール
  7. インターネットで購入する
  8. インターネットでお金を動かす
  9. 電子マネーの仕組み
  10. 変豹していく携帯電話
  11. 無線LANのセキュリティ

素晴らしい内容ですね。PCに馴染みのない初心者の方には、多少難解かも知れませんが、なかなか良く書けていると思います。結構にわかSEが読んでも「・・・・・・」と沈黙してしまう「正論」がちゃんと書かれています。

これはもう一般町民の方々のみならず、毎日PCを使う職員にも一読をお願いしたいと思う内容ですね。

全戸配布された「くらしの豆知識」
是非お読み頂きたい「くらしの豆知識」

(投稿者:92)

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ネジ紛失の強い味方「着磁器」

ども。
このたび引越しをすることになったのですが、インターネットは2日遅れの工事になってしまい、悲しくてしょうがないネット依存症な担当ちゅんです。

さて、本日もどうでもいいような話になりますが、よろしければお付き合いのほど。
この部署で仕事をしていると、とにかくふつーの公務員では考えられないような「モノ」と触れ合う機会が多いです。職業:地方公務員でまさか鉛筆よりドライバー、消しゴムよりネジを多く扱うとは思ってもみませんでした。

そんな「ネジ」ですが、私はどうも不器用なのかしょっちゅう落とします。狭いところのネジを外して「ここで落としたら終わりだ」と思ったとたんに手が震えだし、「ポトッ」という。ここで自分が悪いとは思わずに誰かのせいにするのが私の得意技です。今回はドライバーのせいにしました。

「ドライバー先端部の磁力が弱まったのが悪い!」

そんなわけで、登場したのが今回ご紹介する着磁器。その名も「マグキャッチ」です。原理はよくわかりませんが、強力な磁石で弱くなったドライバーの磁力を復活させることができる道具。穴の中を通すだけでドライバーが磁気を帯びます。逆に磁気が不要な場合は本体にドライバーをこすり付けることで脱磁もできるという優れもの。早速、複数本のドライバーに着磁!おぉ~、見事磁力復活!3本ものネジを持ち上げられるほど磁力が復活しました。正直、精密機器を扱うドライバーにこの磁力はどうなの?と一抹の不安もありますが、基盤にネジを落としてショートさせるよりはマシでしょう。

で、色々実験してみたのですが、どうやら着磁器じゃ無くても普通に強力な磁石さえあれば磁力を復活させることができるのですね。HUBの底面についていた磁石にドライバーをこすり付けるだけで、とりあえず着磁できることがわかりました。今後、ドライバーが使いづらくなったら、とりあえず磁石にこすってみれば幸せになれそうです。

マグキャッチ
こんな小さいのに凄い磁力です。

(投稿者:ちゅん)

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家庭でも幻灯機?

ここ数日、急な事業展開で「プロジェクター」を調べていました。

プロジェクターとは?の説明も今更ですが「ディスプレイ装置の一つで、画像や映像を大きなスクリーン等に投影して表示する光学装置」のことです。昔、ミカン箱・裸電球とレンズで「幻灯機」作りませんでしたか?スライドを壁に投写して遊びませんでしたか?それは、工作少年だった私だけかな・・・。要は、幻灯機なんです「プロジェクター」って。スライド映写機やOHPと呼ばれる透明なフィルム上に書いた文字や絵を投影する、オーバーヘッドプロジェクターも同じ仲間です。

最近「プロジェクター」と言えば、会議やプレゼンでノートパソコンと繋いで大画面のスクリーンに映し出すIT装置のイメージが浸透してきているようです。でも、実は仕事で使う意外にも楽しい使い方があったりします。それは、ホームシアターが簡単に出来てしまいます。一般家庭で購入する大型薄型TVはせいぜい50形(インチ)前後がMAXですよね。しかし、プロジェクターなら100形(縦152cm×横203cm)だって簡単に用意できます。

えっ!?「いちいちそんな大きなスクリーンなんて用意できません」ですって、調べました。

なんと内装用のクロス(壁紙・天井用)に、光反射特性や色再現性を考慮した「プロジェクター用クロス」がちゃんとあるんですね。

えっ!?「大きな画面を映すには、プロジェクターと壁との距離が結構いるんじゃない?」またまた調べました。

超短焦点を標榜する機種があるんです。それはなんと!1.4mも離れれば100インチに投影可能なんです。超ワイドレンズなんですね。この手のプロジェクターを天井から吊ったら完ぺきだと思ってたら、なんとスクリーンの真上の壁面設置の、壁掛け専用プロジェクターっていうのもいつの間にかあるんですね。

時代の流れ?か4:3のスクエアではなく、16:9や16:10のワイド画面が投影できたり、信号入力がUSBやHDMI、何と無線の機種まであったりします。最大の弱点?は、昼間でもクッキリ見える高輝度の機種はお値段が・・・。でも、シアター感覚なら十分です。ちょっと自宅に欲しいかも・・・。


詳しくは、http://www.epson.jp/products/offirio/emp/wall/

(投稿者:92)

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資産管理の最終形態?

ども。
某携帯型ゲーム機で今話題の「狩り」に夢中なゲーマー担当者ちゅんです。

さて、先日個人的にパソコンの調達を頼まれました。この仕事をしていると結構頻繁にこうしたお話があります。予算や希望スペック、用途などを教えてもらい、大体は中古PCを調達することになります。中古といってもピンキリで、ほぼ新品状態のPCからジャンク一歩手前くらいなものまで様々です。

そんな中、気になるPCがやってきました。購入前は全然気にしなかったのですが、筐体に見慣れないシールが貼ってあります。「Intel vPro」と書いてありますが、何のことか知らなかったので調べてみました。

vProというのはインテルが独自に開発した技術で、企業内のPCの運用管理業務を支援するための機能が搭載されたPCを呼ぶブランド名でした。無線LAN搭載機を呼ぶセントリーノみたいなものです。例えばPCの電源が入っていなくてもリモートで起動させることができたり、OSがクラッシュしても管理用の機能(iAMT)から起動させてOSの再インストールができたりするようで、要するにどういうことかと言えば「にわかSEが泣いて喜ぶ」機能が満載のPCだったのでした。もちろん、個人で使うには全く不要な機能。どこかの企業がPCのリプレイスの際に売却した資産だったのでしょう。

現在、自治体の情報化担当職員の間では、いかにして情報セキュリティレベルを保つのかという点が依然として高い注目度を保っています。当町でもインベントリ収集ソフト(資産管理ソフト)を導入し、アプリケーションのライセンス管理などを一元的に行っていますが、この分野にはゴールや正解は無く、やればやるほどお金がかかるという側面があります。こうした新技術は喉から手が出るほど欲しいのですが、そこにかける経費が果たしてセキュリティ向上のためとはいえ見合うものなのか、というところは担当者間でも意見が分かれるところです。当町においては最低ラインはクリアできているという自負はありますが、それでも「本当に足りてるのか」と言われれば「う~ん」と唸ってしまいます。

ともかく、このvProマシンはそんな画期的な機能を全く必要としない場所へ嫁いでいきました。マシンのスペック的には申し分ないので、発注者も大満足だったようです。

vPro
この写真だけでどこのメーカーのPCか分かりますか?

(投稿者:ちゅん)

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