てんちょです。昨日からのPHPの脆弱性に関する影響、まだまだ続きそうですね。対応されている皆様、お疲れ様です。
先週金曜日の緊急地震速報の騒ぎがあった日のこと。2人揃って外勤しており役場に不在。出先の駐車場に到着した直後、ラジオから緊急地震速報が鳴り響き慌てました。すぐに情報収集を始めましたが、M9.9の表示を見たときには「あぁこれは終わった…」と絶望しました。大きな揺れを覚悟しましたが一向に揺れが来ず、2人で「何かおかしいぞ」と話しているうちに取り消しの速報が流れて一安心。
実際にはカムチャツカ半島付近でM6.9の地震が発生しており、震源や規模を誤って推定したことによる誤報だったそうです。
このときスマホから情報収集に使っていたSNSや災害情報サイトの一部がアクセスできない状態になっていました。速報の範囲が広かったことでアクセスが集中したのでしょうか。実際の災害時に必要な情報が取得できないのは困ります。役場に戻ってから防災担当に確認してみたところ、同じように確認できないサイトがあるなど情報収集に苦労していたようでした。
もちろん役場にはJ-ALERTなどの設備がありますが、できれば一つの画面で状況を把握したいところ。そこで、地震や津波などの情報をまとめて表示する「八雲町防災ダッシュボード」を作ることにしました。今回も課金した生成AIに頼ってPythonで開発。
気象庁のXMLやP2P地震情報からデータを取得し、最新の地震情報や八雲町の震度、津波情報などを表示します。八雲町は太平洋側と日本海側にまたがるため、津波情報は八雲側と熊石側を分けて表示。天気予報も渡島地方と檜山地方を並べて確認できるようにしました。
さらに強震モニタや気象警報、通信状態も一画面にまとめ、情報が更新された際には通知音が鳴る仕組みも追加。受信したデータは保存し、あとから確認できるようにしています。
意外と難しかったのが動作確認。地震が起きなければ試験ができないので、架空の地震情報を時間差で受信させる試験機能まで作りました。もちろん試験モードで本物の情報とは区別しています。
現在は実際に画面を表示しながら調整を重ねているところです。災害時に使うものなので、情報の正確性や安定性については、まだまだ検証が必要。
既存の防災設備を置き換えるものではありませんが、危機対策課での初動の情報確認に役立つものにしたいと思っています。
それにしても、ちょっとした思いつきで始めたはずが、ずいぶん大掛かりになってしまいました。

埋め込みブラウザで強震モニタも追加予定です。
(投稿者:てんちょ)
