豊かな心を育てる環境

 学校の主な教育目標=(何のために活動をしているのか)

こういう事はよく聞かれることです。たとえば、わが国の根本的な教育の目的を定めた「教育基本法」には、教育の目的として、

人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成   (第1条)

という目的が示されています。また、第2条にはその身に着けるべき目標が決められています。主なものをあげると、1幅広い知識と教養。2真理を求める心。3豊かな心と道徳心。4健やかな身体と健康。という大きな目標が掲げられています。したがって多くの学校にはこれらを合わせ「知・徳・体」という大目標が掲げられており、本校もその目標を掲げています。

そのほかにも細かく個人の尊重とか自主自立など、それを発展させた目標が規定されていますが、何といっても第2条の1項に示された「知・徳・体」は学校という施設や活動の中に常に意図的に意識して、子供たちに提供する必要があります。

学校の「環境」は、ハード面でも、ソフト面でも、常にそれを意識したものになっています。何気なく見かける学校の風景ですが、すべてはこの意図にもとづいて整備されているということです。

学校にお出かけの際には、ぜひこの環境整備という「隠れた教育」にも思いをはせていただけたらと思っています。

(Y・K)

 

 


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