落花有意隋流水

先日、「校長先生の好きな言葉」というお題をいただいて、田中教育長さんに揮毫していただいたものです。 

落花は意有りて流水に随い、流水は心なくして落花を送る

と書かれています。これは「従容録」という宋の時代の中国の公案集(禅の問題集)の一節です

意味はこういうことを言っています。

花は流れに運ばれようとして落ちたのではなく、また川は花が落ちるのを待っていたわけではない。花は自然に散り、川は無心に流れていく。
 
生きとし生けるもの(有情)と水の流れ(無情)が一つとなった、美しい情景を描いていますが、人の思惑など関係なしに自然と時とかというものはただ流れていくのです。という意味にもとれます。
そういえば、昨日とはうってかわり、今朝は一面の雪景色。こういう事なのかもしれません。

散る花と運ぶ流水(川)のように、人と人の交わりも無心あるがままであれという意味ともとれますね。
(Y・K)

 


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