『流れる季節の真ん中で

ふと日の長さを感じます……』と続く歌がありますね。
今日の日付がタイトルになっているのですが、なぜなのでしょう?
調べてみると、この曲を歌っているグループのメンバーの共通の友人がいて
その人が結婚した日がこの日なんだとか。
卒業シーズンのこの時期に歌われることが多いけれど
もともとは結婚をお祝いする歌だったんですね。

それでも、私はやっぱりこの曲を聞くと高校の卒業式の日を思い出します。

卒業式を終えて、ほぼ全員ハンカチと顔を涙でぐしゃぐしゃにしながら教室に戻って
最後のホームルーム。涙をこらえて話す先生と、目を擦り鼻をすすりながら聞くみんな。
私は泣かないように必死で別のことを考えていて
なんと先生の話を覚えていません。今でも後悔しています……

先生の話も終わり、いよいよ最後の挨拶。
その前に、みんなで最後の思い出を作ろうと歌を歌いました。それが「3月9日」でした。
歌い始めの「な」の声を出す瞬間に、歌詞カードが滲んで見えなくなりました。
みんなが本当に離れ離れになることを思うと、涙を止めることができなかったのです。

3年生のみなさんはもうすぐ卒業ですね。この3年間でたくさん思い出ができたでしょう。
さびしいな、悲しいなという人もいるのではないでしょうか。
それはやっぱり、この学校で過ごした時間が充実していたからだと思います。
進んだ先でも、そういう思い出を作っていってほしいです。
 

                                          (S・M)

 


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