携帯電話・スマホ・インターネット接続可能機器は午後9時まで

野田生中学校区では、校区内の小中学校とPTAが連携して、「携帯電話・スマートフォン・
インターネット接続可能機器は、小学生は午後7時になったら、中学生は午後9時になったら
保護者に預ける」取組を実施しています。
この取組は、学校だけでなく保護者の協力により成り立ちます。なぜなら、上記の機器は家庭
で適切でない使い方をすることで、トラブルになるケースがほとんどだからです。そしてこの
トラブルは、学校生活にも多大な影響を与えます。
今年3月に北海道教育委員会から発行された「教育ほっかいどう家庭版ほっとネット」第40
号によると、土日以外の平日にゲームをする時間が1時間以上の小学生が62.8%。全国
では54.4%と、北海道の小学生はゲームに費やす時間が多いことがわかります。
また、北海道の高校生がネット利用により犠牲にしているものは、睡眠時間40.2%、勉強
時間41.4%、家族と話す時間12.6%、中学生は、睡眠時間25.5%、勉強時間
34.9%、家族と話す時間12.9%であることから、中高校生は、睡眠時間や勉強時間、
そして家族を犠牲にしてまで、電子メディアを使ってネットをしていることからわかるように、
北海道の小中高校生の生活習慣の乱れは大きな問題です。
睡眠時間や勉強時間を犠牲にしてまでネットを利用している中高生が、学校で眠たい目をこす
りながら、あるいは居眠りしながら、授業内容がわからない、負のスパイラルに陥ることは自
明の理です。
そのため、家庭でのルールは必ず必要ですが、学校も家庭と協力してできることに取り組んで
いく必要があるのではないでしょうか。
「午後7時まで」「午後9時まで」の取組は、お願いの域を出ません。しかし、機会あること
に声を上げていくこと、そして、子どもたちに考えさせていくことが、学校として大切なこと
だと考えます。
子どもたちの健やかな成長のために、野田生中学校区は4校のPTAと連携し、「携帯電話・
スマートフォン・インターネット接続可能機器は、小学生は午後7時になったら、中学生は午
後9時になったら保護者に預ける」取組を続けていきます。(K・A) 


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