平成27年度全国学力・学習状況調査の報告

  4月21日に実施いたしました全国学力・学習状況調査の結果が戻ってきましたので、本校における調査結果及び傾向をお知らせします。受験した3年生には個人票をお返ししましたので、学力向上に役立ててほしいと考えております。
  なお、全国の調査結果につきましては文部科学省のホームページに、北海道につきましては北海道教育委員会のホームページで公開されています。

◎「学習したことを関連付けて説明をすること、自分の考えを書くこと」
  平均点の達成率を見ると、全科目で全国平均を上回りました。
領域別に見ると、全国、全道と比較すると国語では「語彙や漢字」、「言葉についてのきまり」、「与えられた条件に従って書く」、数学では「文字を使った式」、「資料の傾向を捉え説明すること」、理科では「物理的領域」「地学的領域」の力を更に身に付けさせるという課題が見られました。
  全体的な傾向として、「学習したことを関連付けて説明すること」「自分の考えを書くこと」に課題が見られました。

◎「野田生中生の現状」
 「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか」「ものごとを最後までやり遂げて、うれしかったことがあるか」については、ほとんどの生徒が「はい」と答え、全国平均を大きく上回っています。本校の3年生は、様々な経験から達成感を味わい、さらに自分を高めようとする意欲があり、とてもよい傾向が見られます。また、学習においては、「学校の宿題をしているか」について、全国平均を大きく上回っています。それに対し、「家で、自分で計画を立てて勉強していますか」については全国、全道の平均を大きく下回っています。平日及び休日の勉強時間が以前に比べて伸びてきてはいるものの、依然として、全国、全道の平均を大きく下回っていることから、今後の家庭における時間の使い方が課題となっています。

◎「本校の今後の取組」 
 学習習慣の定着や学習の振り返りを目的とした宿題を毎時間出す取組や週末課題の取組を継続します。さらに国語科、数学科、理科、その他全教科では下記の取組を実施いたします。
<国語>
・記述問題において、問題文に示された条件を全て満たして答えたかを必ず振り返らせる。
・言葉のきまりや語彙の定着を図るため、繰り返し学習を充実させる。
<数学>
・文字式、方程式、関数などの単元において、繰り返して学習することや復習する時間を充実させる。
・学習したことを関連付けて丁寧に説明する指導や生徒に説明をさせる指導をする。
<理科>
・説明文から内容を読み取り、推論して答えを導くなどの思考の流れを、時間をかけて指導する。
・実験の内容を日常生活に置き換えて考える指導を多く取り入れる。
<全教科>
・自分の考えや学習したことについて感想、振り返りなどをノートに記述したり、自分の言葉で述べたりする、授業での「振り返り」の時間を毎時間保障する。

 その他、携帯電話やスマートフォンの使用については、校区内小学校や各PTAと連携し、午後9時以降は控えるよう、呼びかけを継続して行っていきます。
  北海道教育委員会では、教育の機会均等の立場から、平成29年度までの渡島管内を含め、全管内において、学力を全国平均以上にするという目標を掲げ様々な施策を実行しています。本校においても、御家庭の御協力・御支援を受け、学習習慣・生活習慣の確立を目指して努力しているところです。
  将来の夢や目標の実現のためには、毎日の地道な努力は欠かせません。どんな職業に就こうとも中学校で学習した内容は、基礎・基本となり、自力で生きていくための大きな力となります。今まで同様、子どもたちの未来のために保護者の皆様の御協力・御支援をよろしくお願い致します。  <野田生中学校>
 


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