会話の相手はなんと

ども。
同時進行している案件が多すぎ。今が踏ん張りどころの担当ちゅんです。

その中の一つ、熊石国保病院の新築移転業務がまさに佳境を迎えています。まだオープン前の病院では様々な業者さんが備品や機器の設置・設定作業を行っており、ある意味ではオープン後よりも慌ただしいのではないか、といった様子です。
我々の持ち場であるサーバ室もラックの搬入据付には苦労したものの、その後は順調に作業が進み、ラックにはずらりスイッチが取り付けられ最終局面を迎えています。

そんな中で、私の密かな楽しみは、業者さんの作業を見学すること。普段、我々も行っているような作業ではあるのですが、やはり本業の方々から学ぶことは多いです。
今回の驚きはスイッチに膨大な本数のLANケーブルを接続していた業者さん。1人で作業をされていましたが、作業の終盤に「それではいきますよ、メモをお願いしますね」と話し始めると「ポート1、事務室。ポート2、診察室。ポート3・・・」と、スイッチのどのポートにどのLANケーブルを接続したのかを読み上げている様子。「会社に電話をしてハンズフリーで会話しているのかな?」と思い、後ろからそーっと近づいて確認。

すると、会話の相手はなんとChatGPTでした。しばらくそのまま見学していましたが、「ポート10はカンファレンス室」と読み上げると「はい、ポート10はカンファレンス室ですね、了解です!」など受け答えもしていて、もはや実際に人間と会話しているのか判別がつかないレベルです。
それだけではなく、最後まで記録が終わると「それじゃあもう一度最初から読んでみて」と指示を出し、ChatGPTが読み上げる内容を元にチェックを行い、「はい、オッケーです。ありがとう」と言い終わると、画面に表示されたメモの内容を自社のシステムにコピペ。思わず、拍手をしたくなるくらい素晴らしい「実演」でした。

今回のケースはサーバ室でのLANケーブルの接続に関する記録でしたが、このような場面は日常生活の中にもあるような気がします。ChatGPTを使えばこういうことができるというのを知識として知っていても、いざという時に使えるかどうかが肝心です。今回、実際に活用されている事例を目の当たりにして、アイデア次第で活用方法は無限大に広がるな~と改めて感じたところです。大変勉強になりました。

ChatGPTでメモを取る様子同業者様ならこのような両手が塞がる場面を経験したことがあるはずです

(投稿者:ちゅん)

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避暑

てんちょです。庁舎内が暑すぎて何も考えられなくなってきました。

今週は北海道とは思えないような暑い日が続いていますが、運のいいことに外勤が続いています。先日のちゅん氏の投稿にあった熊石国保病院のサーバラックの搬入に始まり、選挙物品の回収など車での移動も多かったので割と涼しい環境にいることができました。もはやエアコンは北海道でも必須です。

せっかくの外勤ということで、他の作業も同時に行うことにしました。今年度開始した「公用スマートフォン導入事業」の電波状況調査です。せっかくスマホを導入しても各施設に電波が入らなければ何もできないので、予め電波の弱い箇所を確認しておこうということで、調査用にデモ機をお借りしていました。

怪しいかなと思われる施設にデモ機を持ち込み、施設内をくまなく歩きまわって電波の弱い箇所を確認。建物内の奥のほうなどは一部弱くなってしまうような場所もありましたが、さすがに圏外になるほどの場所はいまのところありませんでした。屋外では弱い場所もあるので、これから調査を進めると弱い場所がでてくるかも。

しかし町内の施設はどこも暑い…。スマホを持って歩き回るだけでも図書館には熱中症対策として『クーリングルーム』が開設されており、中には数名のかたが本を読んだり、スマホやPCで作業をしながら暑さをしのいでいました。20年位前までは夏に30°Cを超えるようなことは少なかったような気がしますが、ここまで暑いとエアコンのある施設が増えてくれるのを祈るしかありません…。


こんな感じでスマホをもって歩き回っています。

(投稿者:てんちょ)

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サーバラックの搬入に大苦戦

ども。
夏が好きではありますが、ちょっと暑すぎるかなと思っている担当ちゅんです。

私のふるさとでもある熊石地域にある国保病院が新築移転することになりました。すでに建物は完成し、8/1のオープンに向けて関係者がいそいそと準備をしているような段階です。我々情報部門も、サーバ室での作業を本格化させています。

すでに各部屋からのLANケーブルはサーバ室に集まってきています。それにしてもすごい量・・・。今回の設計では「島HUBを極力使わない」をコンセプトにし、有線LANが必要となる場所にはあらかじめ情報コンセントを用意しています。それらをフロアHUBに集約しつつ、最終的には全てがサーバ室に向かってきます。幹線は光で構築し、さながら、これから行う役場本庁舎の新築移転のリハーサルをやっているかのようです。

昨日は42Uのサーバラックが搬入され、一気にそれっぽくなってきました。それにしても、新規構築案件でサーバラックを搬入する段階で部屋に入れるのに苦戦するのは、何かお約束にでもなっているのでしょうか。今回は、どうやってもサーバ室内で取り回しができず、運送会社さんが「無理です」と。ですが「はい、無理ですね。わかりました。」となるわけもなく、ああでもない、こうでもないと試行錯誤して、ようやく据え付けることができました。サーバ室って、立てるラックの本数によって面積が計算されますが、最低限「ラックが搬入できる広さ」は必要ですよね。また一つ勉強になりました。

さて、残すは本番、7/30から行われる引っ越し業務です。ここではインターネット回線の切り替えやサーバ機器の移設など、多くの関係者が連携しなければうまくいかないミッションとなります。病院は間違いがあると人命に関わる施設です。細心の注意を払いつつ、作業にあたりたいと思います。

大量のLANケーブルラック搬入前のLANケーブルの様子。大量です。

(投稿者:ちゅん)

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未撤去に助けられる

てんちょです。暑いです。纏わりつくような蒸し暑さ。

昨年度キャッシュレス決済が導入され、本庁の戸籍窓口で利用できるようになりました。今年度、さらに1台決済端末を追加するということで1階の窓口にLANを1本引いてほしいという相談がありました。場所は戸籍窓口から数メートル先です。どういう経路でひこうかと考えてはいましたが、後回しにしていたところ現地調査が直前に迫っていました。

設置場所にいって周辺を見ながら考えていた経路は、1階フロアスイッチから1本引いてくる方法。しかし先月Cat5ケーブルを入れ替えた際にかなり困難だったのでできれば避けたい方法です。さらに見ていると、昨年度の端末更新前に使用していた情報系の有線が目に入りました。これを転用できないかと思いましたが、プリンタや一部端末が有線で接続されており現役で利用されていそうです。さらに経路を確認してみると、どうも触ってはいけない雰囲気が…。

次に考えたのは、戸籍窓口にあるキャッシュレス端末からひく方法。端末の手前にハブ設置して戻すことになるので、あまりやりたくないので最終手段ですね。
他に経路はないものかと久しぶりに”古文書”を開き古いネットワーク図を眺めていると、「旧GIS」と書かれているのを見つけました。現地を確認したところ棚の裏に使われていないケーブルがあるじゃないですか。

さらにサーバ室を確認するとラックの中に○○課とかかれたタグのついたケーブルを発見しました。念のためケーブルテスターでチェックしてみると1階と通信してました!もうこれを使うしかないですね。さっそく窓口の設置個所までLANケーブルを床配線。無事に一番楽な方法で持っていくことができました。汗だくにはなりましたが週明けの現地調査にどうにか間に合いました…。


ケーブルが残っていたおかげで助かりました。

(投稿者:てんちょ)

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慣れの中に落とし穴は潜んでいる

ども。
参議院選挙の投開票日には町公式LINEによる速報係を拝命している担当ちゅんです。

といった具合に、今や選挙事務は自治体の情報担当者の業務と密接に関連するものになっています。投票所への入場券の作成から投票に関する事務、開票所での事務など、多くの業務がシステムにより管理・運用されており、我々が「速報係」という選挙実施本部付きの業務を担当しているのは「不測の事態が起きた時に情報担当者が選挙管理委員会事務局内にいた方がいい」という理由が大部分を占めるのかな?と思っているところです。

その延長線上にある業務が、本日町内で実施した移動期日前投票所の運営です。現在、八雲町内には5カ所の期日前投票所が設置されていますが、いずれの投票所からも距離が遠い地域に出向いて、短時間ではありますがお住いの近くで期日前投票を行っていただけるようにしている取り組み。この取り組みも回数を重ねるうちにノウハウが蓄積し、今ではすっかり慣れたものです。

しかし、そんな「慣れ」の中に落とし穴は潜んでいます。今回から、いつも実施している場所に加えて新しい場所でも移動期日前投票所を開設することになりました。準備作業などを含めてやることは何も変わらないのですが、事務に従事している職員から「システムが止まってしまう」と。
我々の期日前投票のシステムは閉域SIMを使って外部からアクセスできる仕組みを構築し運用しているのですが、今回、まさかの「携帯電話の電波がほとんど圏外」という場所での投票事務だったことで動作が不安定になってしまいました。

「閉域SIMさえあればどこからでもシステムが利用できる」「仮に災害が起きて庁舎が使えなくなった場合でも、避難所等からシステムにアクセスできればBCPの観点でも非常に有効」など、このシステムについてはすごく頼りにしているところではあるのですが、その前提として「きちんとモバイルデータ通信ができるのならば」という、当たり前であるはずの最重要な条件が頭から抜けていました。まさに「いつもどおりの手順で」といった慣れが招いたトラブルです。今回のことは良い教訓にして日々の仕事にも生かしていかなければなりません。

移動期日前投票の様子プラグインハイブリッド車は電源が簡単に取れて便利です

(投稿者:ちゅん)

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