ども。
3つくらい同時に仕事を回していて、4つ目の案件が入ってくると1つ目の案件が頭の中から消え去る担当ちゅんです。揮発メモリ容量3。
この夏の一番大きなイベントであった熊石国保病院の新築移転業務は、先週の木曜日に無事完了となりました。前日に予想だにしていなかった津波警報への対応があり、体力的に厳しい中ではありましたが、朝から熊石地域に出かけて丸1日、密度の濃い業務にあたっておりました。
まずは旧病院からの機器撤去。といっても、我々が到着したころには、引っ越し業者さんによりあらかたの物は搬出されており、事務所はガランとしたものでした。そこから、新病院でも必要になるルータやハブといった通信機器をピックアップしていきます。さらに、壁面に取り付けていたアクセスポイントなど新病院では不要となる機器についても、程度を見ながらできる限り回収。またいつか、どこかで使うかもしれませんので、「捨てればゴミ、生かせば資源」の精神です。想定通りの作業ができ、旧病院からは早々と撤収です。
ここまでは何のことはない業務だったのですが、本番はここから。新病院にて旧病院からの光回線切り替え作業。これは通建会社さんが行うものですが、これがなければインターネットも電話も利用できないということで、MDF付近は我々を含む関係者の待機の列ができました。今か今かとその時を待ち、ついに回線が開通。それと同時に電話関係の業者さん、電子カルテの運用業者さん、ネットワーク構築業者さんなどが一斉に動き出す様は、なかなか普段見ることができない景色でした。そういう意味では、各業者さんが連携しながら一つの目標に向けて動くことができている、こういう調整を裏方でやられていた国保病院の職員の方には敬意以外の何物でもありません。普段、我々もこういう調整業務を行うことがありますので、大変さはよくわかっています。
混雑するサーバ室の中でなんとかルータを設置。病院から役場サーバ室までの通信はあっけなく疎通OKとなり一安心です。しかし、細かなトラブルはどうしても起きてしまうもので、概ね順調であっても結局は夕方になるまで作業が続き、前日の災害対応の影響もありフラフラになりながら帰路につきました。
翌朝、新病院の担当者に電話連絡すると「何の問題も起きていない、大丈夫です!」と。この言葉を聞いて、ようやく一つの大きな仕事を終えることができた、そんな気がしています。さて、病院の業務にかまけて手をつけられていなかったアレやソレはどうしようか。お盆前までに片づけなければならない仕事が山のようになってしまいました。
ひとまず大きなトラブルが起きずにホッとしています
(投稿者:ちゅん)