久しぶりの行ってこい

ども。
ついに令和5年度も残すところあと2週間。怒涛の2週間が始まります。担当ちゅんです。

先日、普段から連携を取っている通建会社の方から電話がかかってきました。内容としては「●●施設の電話回線をひかり電話に切り替える工事で現場に来ている。配線のやり直しが必要になるけど現場には入らないのか」というものでした。案件としては把握していたものの、まさかその当日になって連絡が来るとは思わず、急ぎ準備をして現地に向かいました。

現地に着いて開口一番「ああ、これは我々が来なければダメだったやつですね」と。最初から光回線+ひかり電話の組み合わせで契約する場合だとONUとホームゲートウェイ(HGW)が一体型になった装置ひとつで済むのですが、もともと光回線のみを利用していて後からひかり電話が導入となる場合、ONUの下にひかり電話対応ルータのHGWが追加される方式になるんですよね。

機器の取り付け場所を確保するため、既設の機器の設置もやり直しです。今回のケースでは光のセッションを分けるために使っていたHUBが不要になる(HGWのLANが利用できる)ため、HUBを撤去してそのスペースにHGWを設置する作戦としました。それに伴い、元々敷設していたLANケーブルの長さが足りなくなるので、新しい線と置き換えのために「行ってこい」の実行。

(参考)2014-2-6 にわかSEは大忙し!:いってこい

なんと参照先記事が10年前(そして10年後も同じようなことをしている)ということに自分のことながら驚くわけですが、これまで培った技術により難なくLANケーブルを引き直してミッションコンプリートとなりました。

最近はめっきり外に出る機会が減りました。ネットワーク周りをがっちり整備したことで、以前までのように出先部署の回線が不安定になったり、学校での通信がおかしくなったりする場面はほとんど無い状況。大変喜ばしいことですし、あるべき姿として当然ではありますが、少し寂しい気もします。

いってこい壁面収納BOXが欲しいですね

(投稿者:ちゅん)

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配信準備と下見

てんちょです。新規採用職員向けにキッティングを行ったパソコンの置き場がなく、作業スペースを圧迫しています。どうにかしたい…。

今月、とあるイベント?が予定されており、ライブ配信をしてほしいということになり機材の準備や配信を担当することになりました。録画したものを動画サイトへアップしたりするためにカメラやキャプチャデバイスはあるので、必要な機材は揃っています。しかしライブ配信は個人的に今回が初めてです。(過去には依頼があってやったことがあるようですが。)

とりあえず動画サイトの配信画面を開いてみたところ、ライブ配信は初めてだとすぐには開始できないようで、24時間ほど待たなければなりませんでした。翌日、再度アクセスしてみたところライブ配信画面へ入ることができました。配信画面を見る限りブラウザからの配信になるようだったので、キャプチャデバイスとカメラをPCへ接続し配信画面を確認してみました。

しかし、カメラの映像が表示されません…。ブラウザからで全て完結するのかと思っていましたがどうやら配信用のソフトを使用して動画サイトと連携しなければならないようです。配信ソフト側の設定を見てみると、たしかに配信とアカウント接続の項目がありました。これを設定してソフト側で配信ボタンを押すと、あっさりライブ配信が開始されました。こんなに簡単なんですか…。

さて会場ですが、ネットワークや会場で使用できる音響設備などが不明だったため、まずは下見に行くことに。設備自体はありましたが、配信を予定している場所から距離があり、かといって近くに移動するとルーターから離れてしまう絶妙な位置。音響設備の利用は諦めて、当日は会場のスピーカーから音を拾うことになりそうです。しかしパソコンとカメラとネットワークさえあれば生配信ができてしまうっていうのも凄いことですね。


ところで最近はスマホのみで配信したりするのが主流なんですかね?

(投稿者:てんちょ)

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全部BITSのせいだったんじゃないの?

ども。
2月の暖かさが恋しくなっている担当ちゅんです。

今年度から一部の部署でMicrosoft Teamsを試行運用しており、来年度からは全職員の業務環境に本格導入することにしています。今はその下準備として、利用環境を整えたり、運用方法を検討したりと準備を進めています。

そんな中で以前から気になっていたのが、Teamsで共有されたSharePointのドキュメントを開いた際の動作。ブラウザでドキュメントが表示されるのですが、開くまでにかなりの時間がかかっていました。LANではなくWANを超えてやり取りされるので、これまではてっきり「通信経路のどこかにボトルネックがあるのだろう」と思っていて、それらしい箇所(セッション数とか)を予想したうえで改善方法なんかをぼんやりと考えていた、そんな状況でした。
※当町は総務省が示す「β’モデル」採用自治体です。

すると先日。複数の部署から「なぜか夕方の5時を過ぎると急にネットワークが遅くなる」という連絡が寄せられました。職員の出勤時間である朝であればまだしも、夕方5時という点がとても気になります。聞くと5時頃ではなく、きっぱり5時。ネットワーク越しにバックアップでも動かしていただろうか・・・など色々と思い当たる点をたどっていた時、同僚てんちょ氏から「もしかしてこれじゃないですか」と。それは、見た瞬間「間違いないな」と思える設定項目でした。

何かというと、グループポリシーで設定していた「バックグラウンド インテリジェント転送サービス」の項目でした。BITSポリシーというもので、これを設定することにより、例えばWindowsアップデートの際、WSUSとの通信帯域を絞って、ネットワーク全体が輻輳しないように制限できるもの。当町の場合、この設定に「8:00~17:00は最大20Kbps」という、今では信じられないような設定が施された状況になっていました。つまり、平日の日中は業務に影響が出ないようにバックグラウンドの通信帯域を思いっきり絞っていて、17時を過ぎたとたん、堰を切ったように一気にデータが流れることでネットワークが込み合っているのだと。

これを見つけてからというもの、あの時のそれや、その時のあれも、全部このBITSの設定のせいだったんじゃないの?と疑ってしまいます。弊ネットワーク、今回の件に限らずこれまでも度々おかしな動作をすることがあったんです。今となっては「20Kbps制限なんだから当たり前だよ」と。
そして、その副産物として、なんと冒頭に書いたTeamsでドキュメントを開く動作についても嘘のように改善してしまいました。BITSがどのような通信の帯域を制限していたのかはわかりませんが、Microsoftにまつわる通信に一律網をかけていたとして何の不思議もありません。結局「これもだったね」と。

今回見つかった過去の遺産であるBITSポリシーについては、ネットワーク保守事業者とも相談のうえで「今のネットワークでは未構成でも問題ない」との見解で、項目を変更することになりました。職場のADやグループポリシーって、店ができてからずっと継ぎ足しで使ってきた秘伝のタレのようなもので、いつしか不要となった項目がいつまでも適用されていたりするものです。同業者の皆様もお気をつけください。

bits秘伝のタレ(現在の様子)

(投稿者:ちゅん)

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取り外し可能な外部記録媒体の管理

てんちょです。暖かくなってきたからか、疲れているのか、家に帰ると激しい眠気が襲ってきます。

3月に入り年度変更に向けての準備を進めており、その中で”取り外し可能な外部記録媒体の管理”というものがあります。ようはUSBメモリなどの利用許可申請の話になるのですが、”八雲町情報セキュリティ対策基準”により許可の最長期間が1年間となっているため、3月に簡易申請を使用しまとめて利用許可申請を提出してもらっています。

申請自体は簡易申請から担当課・氏名・機器番号・名称・利用目的を入力してもらうだけ(機器ごと個別に申請してもらっているので使用している数が多いと大変ですが)なので申請側もそれほど負担でもなく、受け取るこちらも申請書がPDFで上がってくるため一括で取得可能となっており、簡易申請を使用しての管理はうまく考えられているなと感じていました。

しかし提出漏れのチェックとして行っているリストへの転記が手作業となっており、部署ごとに出力している整理簿も一覧からコピペ。こちらの作業手間はある程度発生している状態だったので、出力される受付データのCSVから提出漏れのチェックと整理簿を作成するファイルを作成しました。CSVを張り付けるだけなのでこれで作業も楽になるはず。

と思っていましたが、申請時に登録番号が未入力だったり、複数の登録番号を別欄に入力するなどで提出されることもあり、結局出力されらCSVに細かな修正をかけつつの作業となりそうです。次回(来年度末)は簡易申請の入力フォームも変更して万全の体制で挑みます。


あとは異動関係ですね…

(投稿者:てんちょ)

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生成AIをうまく使うには要件定義が大切

ども。
今の仕事が片付かないうちに次のプロジェクトの検討を始めてしまった担当ちゅんです。

この時期は来年度の事業実施に向けて仕様書の検討など準備を進めています。で、タイトルのとおりではあるのですが、新しい何かに取りかかろうとするときに肝となるのは、やはり要件定義だなと思うわけです。
要件定義という言葉は同業者様であればよくご存じのことと思いますが、何かを調達しようとしたときに求められる機能であったり性能であったりといった条件を明確にするという、設計の柱になる部分になります。わかりやすく車の購入を例にすれば、用途は何なのか、何人乗りか、燃料はガソリンか軽油か、四駆か二駆かなど様々な希望を洗い出し、ある程度のところで「それに合致する車種は?価格は?」って進んでいくと思います。まさにそれと同じことをやっていると思っていただけるとイメージが沸くかと思います。

で、そんな大切な工程ですが、昨今話題の生成AIを上手に利用するにも、実はこの要件定義が重要なのではないかと、今日はそんなお話です。

業務の中でバッチファイルを作る必要に迫られました。根っからの文系である私はバッチファイルを一から作るなど無理。仕方がないのでChatGPTに頼ってコードを書いてもらうことにしました。
「親フォルダの中に複数の子フォルダがあり、さらにその中に孫フォルダがあります。バッチファイルを実行することで子フォルダの中をすべて削除したいです。なお、その際に子フォルダ自体は削除せず残してください」とリクエストすると、ずらーっとそれらしいコードが出力されます。何度やっても「すごいなあ」と感嘆するばかりです。

早速出来上がったコードをバッチファイルにしてテスト実行してみます。しかし、実際に削除されたのは私の頭の中で「孫フォルダ」と思っている中身だけが削除され、「子フォルダ」の中身はそのまま残ってしまいました。また、AIへのリクエスト時に「ファイルも削除」という言葉を入れ忘れたため、ファイルはそのまま残ってしまいました。

ここからChatGPTとのやり取りが始まり「そうではなくこうです」「今度はここがダメです」と会話しながら、30分くらい経ってようやく意図するコードが出来上がりました。

setlocal
set “directory=C:\work\test”

if not exist “%directory%” (
echo Directory does not exist.
exit /b
)

cd /d “%directory%”

for /d %%P in (*) do (
for /d %%C in (“%%P\*”) do (
rd /s /q “%%C”
)
del /q “%%P\*.*” 2>nul
)

endlocal

このコードを出力してもらうために費やした労力は、はたしてAIを使って業務が効率化したといえるのか、甚だ疑問ではあります。しかし、冒頭に書いたように、要は「生成AIを効率的に使うためにはきちんとした要件定義が必要である」ということです。
あらかじめAIにどんな条件を投げ込むか。自分が求めていることを相手に正しく伝えられるかといった、ある意味では生成AIが相手じゃなくても大切なポイントを掴んでいないと、せっかくの生成AIもうまく使えないかもしれませんね、と思うのでした。

ChatGPTへのお礼動いた時には嬉しくてついお礼してしまいました

(投稿者:ちゅん)

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